自分を知る


客観的な自己像を理解しよう
■人はある意味“自分の思い込み”という世界に生きている。
  ●経験と想像に基づく主観的な思い込みは、脳裏に刻まれる。
   思い込みが強い程『客観的な自己像』は分からないものだ。

■自分を知るには『客観的な自己像』の理解が必要になる。
  ●自分を知る手掛りは、過去から現在までの自分の体験にある。
   だが、過去の自分は現在の自分ではない。その認識は不可欠。
  ●『客観的な自己像』を理解する糸口は、人との交流に多い。
   人は鏡と言う。鏡に映る自分の姿を客観的に観察しよう。

■正しく自分を知るために“メタ認知”を試みてほしい。
  ●「過大評価も、過小評価もせず、現在の自分の限界を認知、
   その改善手法まで自分で認知する」といった意味合いだ。

■“過去から現在までの自分”を客観的に観察しよう。
●あるがままの自分、そのままの事実、すべてを受け入れよう。
●楽しい経験。嬉しい経験。悲しい経験。辛い経験。嫌な経験。
●感動したこと。悩んだこと。傷ついたこと。人を傷つけたこと。
●大切なこと。大好きなこと。やりたいこと。なりたい自分。
●成長に関心を持ち、自分を大切にしているだろうか。
●感情のコントロールに支障はないか考えてみよう。
●自分の実力・限界を適正に認識しているだろうか。
●直面している問題の核心は何か、本質を理解しよう。
●反省・改善課題を明確にしたことがあるだろうか。
●人との交流のあり方は適切だろうか、よく考えよう。
●どうでもいいことに囚われる傾向はないだろうか。
●静かな環境の中、素直な気持で自分の内面と向き合おう。
●幾度も繰り返すうちに、少しずつ真実の自分に目覚めるだろう。
●自分を知ることに終わりはない。理解は、徐々に深まってくる。
■忘れてしまいたい様な体験には、苦痛・苦悩を伴うだろう。
  ●自尊心を傷つけるような嫌な記憶は、消し去り忘れよう。
   しかし、体験が役立つならば教訓を学びとって前進しよう。

■自分の短所について深刻に悩むことはない。誰にもある。
  ●長所と短所は相対的。長所は短所、短所は長所にもなる。
   要は、長所も短所も、実生活に生かせば自分の特性になる。



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