自分を知る


■忍耐する心を育むことは、誰にもできることだろうか。
  ●確かに感情のコントロールは、誰にとっても易しくはない。
   知性の訓練によって、忍耐を育むことはできると考えよう。  

■忍耐する心を育む考え方・生き方のコツを身につけよう。
  ①平素から、自らを振り返る“自問自答の習慣”をつけよう。
  ②物事に囚われる傾向を改める。こだわり・執着をなくそう。
  ③自分も相手もあるがまま受け入れる、生き方を心がけよう。
  ④マイナス面は見ないで、プラス面を見る逆転発想をしよう。
  ⑤マイナス感情を引きずらないサラっとした生き方をしよう。 

■キレやすい心を改善する“気分切り替え法”を習得しよう。
  ①「腹を立てていい事は何もない」と自分に言い聞かせよう。
  ②「不快」は追放しない限り、大きくなるとイメージしよう。
  ③「不快」を素早く「快」に切り替える意識的な訓練をしよう。
  ④イライラが始まった時、切り替えタイミングと心得よう。
  ⑤怒りの感情を自分の心から“完全追放”してしまおう。  

■忍耐を養うには、日頃から何に注意したらいいだろうか。
  ①悪口・陰口を言う人には、心の中で同情しよう。
  ②人の忠告や干渉は“ありがたい”と受け止めよう。
  ③物事は思い通りにいかないのは、当たり前と考えよう。
  ④失敗は、気付いて欲しいというシグナルと受け止めよう。
  ⑤決して火に油を注がない。売り言葉に買い言葉は避けよう。

■忍耐強さに磨きをかけると、他の資質にも良い影響を与える。
  ●自制心が養われ、自在に考えや気持を抑制できる様になる。
   冷静さが身につき、何事も穏やかに対応できるようになる。
  ●バランス感覚が磨かれ、激しい感情の起伏が安定してくる。
   柔軟性が豊かになり、ひとつの考え方にこだわらなくなる。

■忍耐がないばかりに“招いてしまう弊害”にも目を向けよう。
  ●感情的になって、人間関係にひびを入れてしまう。
   困難に直面すると、いつも自分を見失ってしまう。  

■自分に合った“自分流のガマン術”を身につけよう。
  ●知性を磨く“自分独自の思考回路”を頭の中につくろう。
   自分操縦法を研究、意識的に感情を鎮める訓練をしよう。  


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