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■ユーモア感覚を磨く“三つの基本ポイント”を押さえよう。
①三つの基本ポイントは、「ことば」「ものの見方」「立場」だ。
②ことばに対する洗練された感覚を磨こう。ことばは文化だ。
③語呂合わせで面白さを出そう。ことばのあやで受け流そう。
④意識の切り口を工夫しよう。見方を変えよう。一寸ひねろう。
⑤生活観・社会観・人間観の視野を広めて、想像力を養おう。
⑥傍観者つまり非当事者の立場で、物事を見よう。考えよう。
⑦比喩を活用しよう。立場や次元をすりかえ、考えてみよう。
■ユーモア感覚を磨く“三つの実習法”を何度も実行しよう。
①落語は一番の実習法と言っていい。笑いのツボを学ぼう。
②劇場でも、映画でもいい、喜劇からユーモアを学ぼう。
③歴史の偉大なユーモア作品集からエッセンスを学ぼう。
■ユーモア感覚をさらに引き立たせる“話し方”を研究しよう。
●間の取り方が最重要ポイント。話のテンポは基本ポイント。
声の出し方、抑揚にも一工夫しよう。ボディランゲージも。
■ユーモア感覚アップの“重要キーワード”を頭に入れよう。
①意外性。考えたこともないことで人の心を喜ばせよう。
②飛躍性。想像さえ及ばない夢を一瞬の時間に与えよう。
③非現実性。ことばによって非現実の世界をつくり出そう。
④不調和性。アンバランスの効用をことばでつくり出そう。
■ユーモア感覚を磨くと、同時に、他の資質にも好影響を与える。
●自由自在な発想力・想像力が養われ、斬新なアイディアを生む。
豊かな問題意識は意表をつき、問題解決の大きな力となる。
知的な表現力が磨かれて、魅力あふれる楽しい人になれる。
■ユーモア感覚が身につくと、コミュニケーションがうまくいく。
●気まずい空気もユーモアの一言で緊張緩和、人を和ませる。
洒落た会話によって、洗練された人達の仲間入りができる。
厳しい追及さえも妙味のあるユーモアでさらりと受け流す。
■ユーモア感覚アップの“障害となる要因”も知っておこう。
●ユーモアに無関心な態度がいちばんの障害と言っていい。
正直過ぎる人は、物事を真に受け過ぎて遊び心に欠ける。
野暮で粋さがないようでは、気の利いた一言が言えない。
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