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■人を見る目を養う目的は、何にあるだろうか。
●相手を理解することにより、良い人間関係を築くため。
相手の長所・短所を理解して、仕事に役立てたいため。
相手から陥れられないようにするため。欺かれないため。
■人が人を見る“人物評価”の一般論を、まず理解しよう。
①裏表のある人間は、目下の他人にぞんざいな物言いをする。
②逆境・落ち目になったときにこそ、その人の本質がわかる。
③利害関係のない他人に対する態度を見れば人格がわかる。
④読んでいる書物からもその人の人格を知ることができる。
⑤知的教養があるから人格が優れているとは限らない。
⑥付き合っている友人を見ればその人の人柄がわかる。
⑦相手の一番の関心事が分かれば、相手を知る糸口になる。
⑧何気ない小さな行為を見るとその人の真実の姿がわかる。
⑨成功を収めていても、人間性では劣る人間はいくらでもいる。
⑩全体的な雰囲気から受ける印象が判断基準になることが多い。
■人は、なぜ自分を装うのか。本音を明かさない理由は何か。
●人からよく思われたいから。自分をよく見せたいから。
欠点・弱点をさらしたくないから。知られたくないから。
●相性が合わないと直感するから。相手をけん制するため。
自分に不利になるから。都合が悪いから。自信がないから。
●相手に心を開いていないから。相手を信用していないから。
悪意を持って相手を陥れるため。欺くため。利用するため。
■どんなことに囚われるかが分かると、相手の考えを推察できる。
●利害・立場・見栄・常識・面目・感情・欲望・慣習・失敗・競争。
流言・勝負・他人・義理・世間体・悩み事・プライド・主義主張。
囚われが少ない人ほど、あるがままの生き方をしている。
■100の資質の弊害傾向・好転傾向を人物評価に役立てよう。
●当てはまる傾向により、相手の人柄・考え方・能力がわかる。
裏表があるか否かは、言動の一致で見極めるのが一番いい。
■相手に二つの質問を投げかけて、その反応から真実を探ろう。
●本当は、どうしたいと思っているのか。どうしてそう思うのか。
相手の言動に対して、真意・根拠を究明する問いかけをする
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