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タックル |
ルアー |
ルアーの選択はチームの中でセンスがある人に任せるのが良いかもしれません。
ヒットルアーは必ず予備を2・3本用意しましょう。
ルアーにはシーズン毎の傾向があります。
喰うルアーは毎年変わるので、喰ったルアーにこだわりを持つのはダメですが
何年か経つとまた喰う事もあるので大切に保管して下さい。
その年のルアーを決めるには、まず情報収集をしましょう。 |

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| 私の場合 |
4月 | 与那国で、どの様なルアーが喰ったか?大会参加者に聞いてみる |
5月 | 御前崎の漁師がカツオやメジを追うので、その時喰ったタコベイトの色を聞く |
6月 | 遊漁に出船した時、シイラがどのルアーに喰ったか観察する
焼津漁具センターに行って、その時に喰っているスカートカラーを聞く
串本や熊野沢から、沢山の漁師が来ているので、何でも聞いてみる
色々なHPを見て情報収集する
BOL釣果情報の写真にルアーが出ているか確認する |
7月 | JIBTの表彰台に上がったルアーを見ればこの年に喰うルアーは想像が付きます |
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流し方 |
早く流したい気持ちは分かりますが、焦りは禁物です。
1本1本丁寧に、フックのワイヤーロック、ナイロンリーダーのロック等、全てを再確認しながら
波間に美味しそうに泳ぐ魚やイカをイメージして、最高のポジションに流します。
ルアーを流す時のボートの引き波はとても重要です。
ウェーキがボートの後方全体に広がる様なら、トリムダブで調節するか
船底に特殊な板を取り付けて泡切れが良い様に工夫し、その泡の切れ目にルアーを流します。
一般的には、ルアーの距離差がつく形で流しますが、私のやり方は
「ショート2本は同じ2波目、左右のアウトリガーは3波目か4波目に並べ、センターは5波目か6波目」
こうすると、ルアーの位置が見やすく、調節も楽になります。
潮上または潮下に方向を変えた場合、波長も変化するので、ルアーの位置調整が必要になります。
その場合、波の頂点より前方に入れる事が重要です。
個々のルアーの泳ぎを覚える事も大切です。何時もと違う様ならゴミが掛かっているかもしれません。
ゴミが掛かったルアーは絶対喰いませんよ。
その時喰っているルアーと同じ物を流しても、トロウリングスピード、スプレッドによりルアーの動きが
変わるので、流し方によっては全く喰わない場合があります。
その年に合うルアーと流し方を、早く見つける事が釣果に繋がります。
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リール |
シーズンが終わると、(Daiwa SLT 80:6台 50:7台 30:7台)全てオーバーホールに出します。
シーズンの終わりにはオーバーホールをお勧めします。 |
UTドラグ |
現在使用している両軸リールは、全てUTドラグ仕様になっています。
ラインを引っ張ると"じわーっ"と効く感じのドラグで、滑らかでギクシャクせず、良い使い心地です。
新しく開発されたカーボン織布素材で、引き出し初期の張力上昇が少ない様に感じます。
最近は、最初から組み込まれている機種も有り、とても良いドラグ性能を示しています。 |
ロッド |
リール同様、ロッドもオーバーホールしておきましょう。
全てのローラーガイドを分解整備。
パーツクリーナーでグリスやゴミを洗い落とし、組み込む時は、上質は耐水グリスを
ベアリングに塗布し、ネジ部はロックタイトをしようして、ネジが緩まない様に仕上げます。
ローラーベアリングやシャフト等に擦れ・ガタがあった場合は交換して下さい。 |
ライン |
消耗品であるメインラインとリーダーは出来るだけ新品に交換しましょう。 |
ラインの巻き方 |
ストライク・ポジションのドラグ値により、ラインを巻くテンションは変化します。 |
トーナメントフックA&Kを使用した場合の負荷(私の使用数値) |
ラインを巻く際のテンション | ストライクのドラグ値 | 使用フック(トーナメントフックA&K) |
30lb 0.8kg負荷(スピニング) | 2.5kg | 8.5号 |
30lb 0.8kg負荷(両軸) | 3.0kg | 8.5号 |
50lb 1.5kg負荷 | 3.5kg | 8.5号 |
80lb 2.0kg負荷 | 6.0kg | 10.5号 |
130lb 3.0kg負荷 | 8.0kg | 10.51号 |
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リールに巻いた後、ナイロンラインがスパイラルの様に出てきた時は、テンションの掛け過ぎなので
注意が必要です。出来るだけラインテンショナーを使用して巻く事をお勧めします。 |
ラインの強度 |
30lbのナイロンラインを普通に引っ張った時は、15kg程の負担で切れますが、実際ロッドにセットした
状態では、メーカーにより其々の特徴が出ます。 |
私のテスト方法 |
誰かにロッドを持ってもらい、自分はラインを持ち、ダッシュして計測します。
30lbの場合はリールドラッグ5kgから始めます。
10m引き出すテストを5回繰り返し、次に同じ方法で6kgと1kgづつ上げる方法でテストしています。
この様な人力のテストですが、何回もやってみると、そのラインの強度が見えてきます。
メーカーによって差が有りますので、ぜひお試し下さい。 |
アウトリガーとリリースピン |
私は、ハワイのチャーターボートを参考にシステム作りをしています。
アウトリガーのリリースピンは、タグ・ウェイト・システムを採用していて
ヒット後に自動でリリースピンが戻る仕組みです。
ただし、センターリガーには、ウエイトもリリースピンも付けません。糸を付けて簡単に結ぶだけです。
何故なら、ヒット時の反動でリリースピンが前方に飛び危険だからです。
アウトリガーのラインは、しっかりと張って下さい。
ビヨビヨ伸びるアウトリガーは、ヒット時のフッキングに影響します。 |
リリースガイド |
リリースガイドは自作の物を使用しています。
ナイロンラインをダクロンラインに通し、ゴムバンドによる傷付きからナイロンラインを守る
システムです。
ドロップバックと同じ効果を得る事も可能で、メインラインは全く無傷なので
安心してカジキとファイト出来ますし、ロッドの入れ替えが直ぐ出来るのも利点です。
ラバーバンドは30?50ポンドを使用します。
それ以上太いラバーバンドは、ヒット時に切れず、ダクロンの中にあるメインラインが滑り
摩擦熱でメインラインが解ける場合が有りますので注意して下さい。
ダクロンは一日で劣化し、摩擦抵抗が落ちる可能性が有りますので出来るだけ毎日交換して下さい。
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トーナメントフックA&K |
その名の通りトーナメントで使用することを目標に、一度で確実にカジキを掛けるため
開発したフックです。
一発必中なので、一度ヒットしたフックは、ライン同様に取り替えてください。 |
尻手ロープについて |
ロッドに付ける尻手ロープは、
全て色分けしています。
そうしておけば、ヒット時に絡んでも、的確に解く事が出来ます。
タックル回収の時間短縮はとても大切で、その為にも、それぞれのタックルが
明確に仕分け出来る"色分け尻手ロープ"は役に立ちます。
現在DAIWA Salt Water Team+PREDATORチーム
の回収スピードは
6本のロッド使用時で45秒です |
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