自分を知る


■誠実さは、人間関係の“信頼のバロメーター”と言っていい。
  ●他人は相手のことを“どんな人間だろうか”とよく見ている。
   信頼できる人か、信用できる人か。誠実さにより判断される。  

■誠実な心を養うには、どのような心がけが必要だろうか。
  ①世の中、捨てたものじゃあない。自分を信頼して正直に生きよう。
  ②人にも自分にも、あるがままの自分“本当の自分”でいよう。
  ③恥ずかしい生き方をしていないか、心の声に耳を傾けよう。
  ④見せかけやごまかしのない、言動一致の生活をしよう。
  ⑤背伸びして、よく見せようという生き方をやめよう。
  ⑥ウワサ話や偏見には、耳を傾けないようにしよう。
  ⑦いい加減な作り話はやめよう。真実を語ろう。
  ⑧裏表のない“誠実な生き方”を心がけよう。 

■本当の信頼関係は、何から生まれるか、深く理解しよう。
  ①人にも自分にも、真心をもって接しよう。
  ②自分の間違いは、隠したりせず率直に認めよう。
  ③調子に乗って、知ったかぶりをしないようにしよう。
  ④言葉に責任を持って“約束した数字”はきっちり守ろう。
  ⑤窮地に真価が問われる。変わらない誠実な生き方をしよう。  

■誠実な態度が身につくと、すべての資質が改善される。
  ●責任感のあるまじめな仕事振りは、周囲に好影響を及ぼす。
   冷静で取り乱すことがないので、周囲の人から信頼される。
  ●素直な態度も同時に養われ、善悪の判断に誤りがなくなる。
   心にやましいことがないので、あかるい気持で生活できる。

■誠実な生き方ができない要因には、どんなことがあるだろうか。
  ●倫理観の欠如。道徳心の欠如。素直さの欠如。ひねくれ根性。
   人間的成長に無関心な生き方。自分さえよければいい生き方。

■誠実さがないと、毎日の生活にどんな悪影響があるだろうか。
  ●良心に欠けるので人の目がないと、平気で悪いことをする。
   周囲にも誠実さのない人が集まり、さらに悪影響を受ける。  

■誠実な心は“自分を高める”ことにどう係わるだろうか。
  ●自分を粗末にせず大切にしてこそ、自分は高められる。
   人生という道は平坦ではない。虚飾の生活は長くは続かない。  


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