自分を知る


■組織運営に公平さが求められるのは、言うまでもない。
  ●組織に不公平感があると、組織の弱体化、業績低下を招く。
   公平な組織運営は、一致団結を生み、業績向上の切り札になる。  

■人事評価制度における公平性のあり方。
  ①評価規定を文書としてまとめ、社内規定として公表しよう。
  ②評価の軽重は、客観性を重視してできるだけ数値化しよう。
  ③評価ポイントは、具体的に示そう。根拠を明らかにしよう。
  ④評価結果は、直接の上司から口頭でポジティブに伝えよう。
  ⑤社内のルールや賞罰を明確にしよう。厳正に実施しよう。
  ⑥男女の差別をなくし、公平・平等な方針を明確にしよう。
  ⑦公平を欠かないよう、情報提供も適切に、平等に行おう。
  ⑧特定の個人が、ないがしろにされないようにしよう。 

■公平は“指導者に不可欠な資質”と心得よう。
  ①個人の主観(好悪感情)だけで、人物評価をすることは慎もう。
  ②職場での公私混同は乱れの元。公私の区別をきちんとしよう。
  ③人を見る目を養い、先入観や偏見に囚われないようにしよう。
  ④人間性を尊重しよう。公平な思いやりのある教育をしよう。
  ⑤人の長所・短所の見極めは、広い視野から適正に行おう。  

■公平さが身につくと、指導者に必要な資質が改善される。
  ●指導に一貫性があるので、部下からの信頼が高まる。
   組織管理・組織運営の活性化がスムースに行われる。
  ●公平・公正な判断力が養われ、判断に誤りがなくなる。
   一致団結してチームワーク力を発揮、業績に貢献できる。

■公平になれない障害には、どんな要因があるだろうか。
  ●人物評価や物事の判断に、主観的・独断的傾向が強い場合。
   常習的にえこひいきが行われ、正当化する傾向がある場合。

■公平に欠けると、仕事や人間関係にどんな弊害があるだろうか。
  ●公平感が失われると、組織のモチベーションは低下する。
   不平不満の元。規律やチームワークの乱れの元になる。  

■公平は“自分を高める”ことにどのように係わるだろうか。
  ●人の上に立つ立場であれば、公平・公正さは欠かせない。
   公平公正な人柄は、人徳として周囲の信頼と尊敬を集める。  


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