自分を知る


■思いやりは、仏教でいう慈悲の心、キリスト教でいう愛のこと。
  ●情け深いやさしい心。大らかな寛容の心。偽りのない誠実な心。
   素直で忍耐強い心。不平不満のない感謝の心。温かく親切な心。   

■思いやりのある自分になるため、ひとつずつ実践してみよう。
  ①他人のために“役立ちたいという心がけ”を大切にしよう。
  ②時には、遠くからじっと見守る、無言のやさしさを持とう。
  ③落ち込んでいる人がいたら、やさしく励ましてあげよう。
  ④お互いを傷つけ合うより、思いやりの気持で接しよう。
  ⑤悩んでいる人がいたら、真心で相談に乗ってあげよう。
  ⑥人のつらさや痛みを共有できる人柄を身につけよう。
  ⑦人を差別せず、人には敬意を払い、人を尊重しよう。
  ⑧弱い立場の人や困った人には、手を差し伸べよう。
  ⑨大切な家族には、いつも微笑みを持って接しよう。
  ⑩どんな人にも、分けへだてなく、親切にしよう。  

■思いやりの大きな心は、自分の視野を広げる。前途は開かれる。
  ①相手を責める代わりに、相手の気持を理解しよう。
  ②大きな心で、相手の言葉も態度も柔軟に受け入れよう。
  ③他人の不幸を喜ぶのではなく、他人の幸せを心に願おう。
  ④自分の意見に固執せず、相手の立場や気持にも配慮しよう。
  ⑤偏見を持たず、自分と違うことを認めよう。干渉をやめよう。  

■思いやりの気持が育ってくると、すべての資質が改善される。
  ●温かい気持で人を見る。物事を素直にとらえるようになる。
   歪んだ考えを持たなくなり、豊かな心で人間社会を理解する。

■思いやりの障害には、どのような要因があるだろうか。
  ●わがままで自分の事しか考えようとしない。冷淡な狭い心。
   つまらない自慢話に熱中、平気で人を中傷し、おとしめる。

■思いやりがないと、対人関係にどんな悪影響があるだろうか。
  ●大らかな気持を持てず、人を傷つけるケチな了見しかない。
   温かさを感じられない“冷たい人柄”に前途は閉ざされる。  

■思いやりは“自分を高める”ことにどの様に係わるだろうか。
  ●思いやりのある自分と欠ける自分。なりたい自分はどちらか。
   思いやりは人間の最も尊い資質。人生に大きな影響を及ぼす。


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