自分を知る


■自立心の欠如は、簡単に解決できない根の深い問題である。
  ●精神的自立と経済的自立が課題だが、根は同じ所にある。
   根本的には“自分の意志で解決する”以外に方法はない。  

■精神的自立心を養うには、どのようにすればいいだろうか。
  ①静かに自分を見つめ直そう。知らない自分の事に気付こう。
  ②現状の生き方を見直して「自立しよう」と固く決意しよう。
  ③ネガティブな気持を、ポジティブな気持に切り替えよう。
  ④怠けグセを少しずつ直そう。自分のことは自分でやろう。
  ⑤自然は教訓に満ちている。自然から生きる知恵を学ぼう。  

■経済的自立への一歩を養うには、どうすればいいだろうか。
  ①働く意義・目的・価値について、改めて深く考えてみよう。
  ②自分の“一番楽しいことは何か”とことん追求してみよう。
  ③好奇心を持って、好きなことをノートに書き出してみよう。
  ④家族の理解と協力を得て、自分の気持を打ち明けてみよう。
  ⑤“興味のある仕事”について調べよう。知識を吸収しよう。  

■自立心が育ってくると、すべての資質が徐々に改善される。
  ●確かな生活観に目覚め、ポジティブな生き方に変わる。
   人と社会に、係わりを持って生きる自覚ができてくる。
  ●自分への理解が深まり、自分流に生きる意志が生まれる。
   自分で考え、自分で行動する自主性が見られるようになる。

■自立心が育たない障害には、どのような要因があるだろうか。
  ●育った環境に負う所が多い。子離れできない過保護な親に起因。
   親離れできない甘え。人との交流、働くことを嫌がる怠けグセ。
   自信喪失。自己逃避。コンプレックス。極度のネガティブ思考。

自立心のない生き方は、自分の人生にどんな悪影響を及ぼすか。
  ●何事にも自信がなく、自分で考え行動することができない。
   他人が自分の人生をコントロールする生き方しかできない。
   依存の弊害“生きる本当の喜び”を味わうことができない。  

■自立心は“自分を高める”ことにどのように係わるだろうか。
  ●自立心がないと“自分を生ききる”ことができない。人と
   社会との係わりを持ってこそ“自分を知る”ことができる。
   自分の人生は自分のもの。自分で舵を取り大海へ漕ぎ出そう。  


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