自分を知る


■人類はいつの時代も、自然から計り知れない恩恵を受けてきた。
  ●農林漁業・海運業など自然に直結する職業に働く人達は多い。
   自然の美しさや優しさに触れると、人の心はほっと安堵する。

■深刻な自然環境の悪化に目を向けよう。問題意識を高めよう。
  ①環境汚染・環境破壊に歯止めをかけ、保全に力を入れよう。
  ②一人ひとりが協力して、地球温暖化による被害を防ごう。
  ③世界人口は増加の一途、食糧問題の解決に注目しよう。
  ④枯渇が危ぶまれる地球資源、再生技術に関心を持とう。
  ⑤絶滅危惧種は増える一方、生態系の保全に協力しよう。

■もっと自然に関心を持って、生活を潤いのあるものにしよう。
  ①自然に係わる趣味を、せめてひとつ位は持とう。
  ②無機質な生活空間には、花など自然を取り入れよう。
  ③ときには、テレビも自然をテーマにした番組を見よう。
  ④仕事や人間関係のストレスは、自然に触れて解消しよう。
  ⑤一辺倒な読書も小休止、自然と係わりのある作品を読もう。

■自然への理解が深まると、すべての資質に好転連鎖が生まれる。
  ①観察力が磨かれるほど、自然界への理解は深まる。
  ②自然界の奥深い多様性を知って、感受性は磨かれる。
  ③自然と人類の係わりには、語り尽くせぬ物語がある。
  ④自然界への深い理解は、科学への深い理解につながる。
  ⑤自然からの恵みは、人々の心に感謝の念を植えつける。

■自然への理解の“障害要因”には、どんなことがあるだろうか。
  ●多忙に追われ気持に余裕がない場合。自然に対して無知な場合。
   幼少時より自然と遊んだ経験がない場合。感受性に欠ける場合。

■自然の理解に無関心だと、人生にどんな弊害があるだろうか。
  ●人類共通の問題に理解がない。物事の有難さが分からない。
   自然への畏敬の念に欠ける。心に真の安らぎを得られない。
  ●社会観までが偏ったものになる。物事への視野が狭くなる。
   人への理解も浅いものになる。自然環境への配慮に乏しい。

■自然観は「自分を知る」ことにどのように係わるだろうか。
  ●自然を深く知るほど、自分は生かされている存在と気付く。
   自然との係わりを深め、自分の存在の意味を深く理解しよう。


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