自分を知る


■確かな金銭感覚を養えば“自分の身を守る”ことにつながる。
  ●生活の基盤は、収入の安定とお金を大事に扱うことにある。
   経済的な危機には、家庭も幸せさえも破壊する怖さがある。

■収入の範囲内で生活するという“金銭感覚の大原則”を守ろう。
  ①欲しい物があると、何でもローン購入する悪い癖を直そう。
  ②家計簿をつけよう。収支バランスは夫婦でよく話し合おう。
  ③車などの高額商品の購入には、慎重に計画的に考えよう。
  ④マイホームの購入などは、返済計画に余裕を持たせよう。
  ⑤収入に不釣り合いな遊興費の使い方は、厳に慎もう。

■倹約と貯蓄を楽しんで、経済的にゆとりのある暮らしをしよう。
  ①欲しい物と必要な物を区別しよう。欲しい物は熟慮しよう。
  ②貯蓄計画を立てよう。収入の5〜10%は、貯蓄しよう。
  ③小銭といえども、お金を大切にする習慣をつけよう。
  ④生活用品の一般的な値段は、覚えるようにしよう。
  ⑤エコ生活・倹約生活を楽しむ工夫をしよう。

■確かな金銭感覚が身につくと、すべての資質が改善される。
  ①金を使う。計画性・計数感覚が身についてくる。
  ②欲しいものも購入をガマンするので“自制心”も養われる。
  ③お金は自分で働いて稼ぐ。ごく普通の職業観が身につく。
  ④生活を切り詰める習慣が“倹約の精神”を育てる。

■確かな金銭感覚を“妨げる要因”には、どんなことがあるか。
  ●お金に苦労したことがない場合。人生に無計画な場合。
   お金の大切さが分からず、使い方が無頓着な場合。

■金銭感覚UPに無関心だと、人生にどのような弊害があるか。
  ●無駄遣いが常習化する。人間関係が壊れ、社会的信用の失墜。
   お金が原因で家庭不和になり、不幸を招く。借金生活に陥る。
  ●真っ当な金銭感覚が身につかない。ローン地獄に陥る。
   確かな職業観が持てず、まじめに働かない。犯罪に走る。

■金銭感覚は「自分を知る」ことにどの様に係わるだろうか。
  ●生活の安定があってこそ、自分を高め、生かす余裕ができる。
   歪んだ金銭感覚は、自分で自分を粗末にするだけと心得よう。


116
Copyright (C) 2012 Human?Science?Research institute. All Rights Reserved.