自分を知る


■文章を書き始める前に、これだけはやっておこう。
  ●テーマに関係するデータ・情報・参考文献を収集しよう。
   書こうとする内容についてよく考え、論点を整理しよう。   

■文章を書くための“基本的な心得”を知っておこう。
  ①読む相手について、詳しく知っておく方がいい。
  ②何のために書くのか、目的を明らかにしておこう。
  ③一文はなるべく短く、内容は一文にひとつに絞ろう。  

■分かりやすい文章を書くには、どうすればいいだろうか。
  ①書き出しの一例として、疑問文を効果的に使ってみよう。
  ②事実を伝えたいときは、できるだけ具体的に説明しよう。
  ③長い前置きは避けよう。手短かにする方が分かりやすい。
  ④事例を挙げて、関係を明確にすると分かりやすくなる。
  ⑤自分の意見を述べたら、数値データで根拠を示そう。
  ⑥分かりにくいことは、たとえ話に置き換えてみよう。
  ⑦回りくどい表現、あいまいな表現はやめる方がいい  

■文章を書くとき“陥りやすい落とし穴”に注意しよう。
  ●自分の主張したい論点が、ブレないように注意しよう。
   意見を述べるときは、断定は避けよう。独善的になる。
  ●情緒的な言葉だけでなく、イエス・ノーを明確にしよう。
   クドクドと抽象的に書かず、具体性のある文章にしよう。

■表現力豊かな文章が書けるようになる日常のトレーニング。
  ●新聞・TV・広告のコピー等からインパクトのある表現を学ぶ。
   詩集、俳句や短歌を参考にして、豊かな表現語彙集をつくる。
   語尾や修飾語のパターン集をつくり、補充・充実させ、活用する。

■文章力に磨きをかけると、他の資質にもよい連鎖が生まれる。
  ●常に新しいことに取り組むので、チャレンジ精神が強まる。
   論理的に深く考える習慣がつき、思考力が格段に高まる。
  ●語彙が豊かになるので、知的な会話力が養われてくる。
   物事への好奇心が旺盛になり、感受性が敏感になる。  

■文章力に自信がついたら、仕事に生かし活躍の場を広げよう。
  ●社内報・企画書・提案書など文章力を生かせる場で鍛えよう。
   自分の得意な領域で知識を蓄え、本の出版も可能にしよう。


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