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■洞察力は、極めて高度な知的能力と言っていい。
●大きな責任のある立場の人には、欠かせない資質である。
目に見えない事を、掘り下げて考える習慣が求められる。
■洞察力を養い“人や社会を深く見通す力”を身につけよう。
①社会を曇りのない目で見よう。変化の実相を深く追及しよう。
②先見性を持って情報収集を行おう。その分析能力を高めよう。
③時代の流れ・事態の変化を、3年5年のスパンで予見しよう。
④社会全体の変化と、特定分野の変化とを区別して洞察しよう。
⑤その係わりを察知しよう。変化の方向性を的確に予測しよう。
⑥予測に基づき難局に備えよう。企業体質の改善を断行しよう。
⑦対応策の成否の鍵、バランスのとれた計数感覚を働かせよう。
■洞察力アップのポイント“地球的視野”から物事を考えよう。
①自然環境の保全、人類共通の課題にヒントを求めよう。
②国境を越えた価値観の共有は、今や常識と言えよう。
③何が人間にとって幸福をもたらすかを考えよう。
④科学や文化を、地球的視野から捉えてみよう。
⑤世界的な傾向、世界的な動向に注目しよう。
■洞察力が養われると、他の資質にも“好転連鎖”が生まれる。
①環境変化を敏感に受け止める。高度な問題意識が養われる。
②専門分野において最新テクノロジーの応用に機敏になる。
③総合的な能力が養われ、問題解決能力に磨きがかかる。
④発想力も豊かになり、次々新しい考え方を生み出す。
⑤経験を積み重ねて“緻密な計数感覚”が養われる。
■洞察力の根本的な障害は、どんな要因にあるだろうか。
●問題意識が低レベルの場合。能力を高める意欲に欠ける場合。
社会の変化に無関心。責任感の欠如・怠慢な経営姿勢も要因。
■洞察力アップに無関心な場合、どんな弊害を招いてしまうか。
●変化の兆候に気付かない。変化に敏感な対応ができない。
先が読めず、時代遅れ。大きな責任のある立場に不適格。
■洞察力は「自分を知る」ことにどのように係わるだろうか。
●落ち着きのある風格・度量が備わってくる。自分の本質を
的確に捉えられ、洞察力にさらに深みができてくる。
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